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テクマトリックス、APIテスト自動化ツール新版「SOAtest/Virtualize 2020.2」を販売開始

 テクマトリックス株式会社は21日、米Parasoftが開発したAPIテストの自動化とサービス仮想化を1ツールで実現する「SOAtest/Virtualize 2020.2」の販売を開始した。

 SOAtest/Virtualizeは、APIの開発者/利用者に向けてテストの自動化とテスト環境の仮想化の両側面から開発を効率化するツール。APIのテストドライバーにより、開発中のAPIのテストを自動化する機能と、APIを利用するアプリケーションが必要とするAPIをスタブとして仮想化する機能を同梱して提供する。

 新バージョンのSOAtest/Virtualize 2020.2では、APIのテスト自動化機能(SOAtest)において、APIテストのAI機能(SOAtest Smart API Test Generator)を強化した。AI機能で、Chromeブラウザーを用いて、Salesforce LightningやGUIDEWIREプラットフォームで開発されたアプリケーションを操作するだけで、その操作に関連するデータを連携するAPIのシナリオテストを自動かつ最適化した形で生成する。APIテストの作成におけるハードルを取り除くとともに、実際のユースケース(画面遷移)に即した意味のあるAPIのシナリオテストの作成と実行を可能にする。

 テスト環境の仮想化機能(Virtualize)では、APIの呼び出し回数に応じて異なるデータを提供する仮想化をGUI操作から容易に設定できるようになった。これにより、注文番号のインクリメントや在庫のデクリメントを含むアプリケーションのテストを、より効率的に行えるようになった。

 さらに、製造業におけるIoT化やDXに伴うシステムのマイクロサービス化に伴い、データ連携で採用が進む、Kafka、MQTT、RabbitMQ、protobuf、WebSocketなどの新しいテクノロジーを、IoT/マイクロサービスパックとしてとりまとめ、強化した。