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テクマトリックス、APIテスト自動化ツールの最新版「SOAtest/Virtualize 9.10.8」を販売開始

 テクマトリックス株式会社は29日、米Parasoftが開発したAPIテスト自動化とAPIテスト環境仮想化を1ツールで実現する「SOAtest/Virtualize 9.10.8」の販売を開始した。

 SOAtest/Virtualizeは、APIの開発者とAPIの利用者に向けて、テストの自動化とテスト環境の仮想化の2つの側面から開発の効率化をサポートするツール。APIの開発者には、APIのテストドライバーを自動生成し、APIの単機能テストやシナリオテストを自動化する。APIを利用する側のアプリケーションの開発者には、アプリケーションを実行する際に連携するAPIやサービスをスタブとして仮想化し、何度でもテストを実行できる環境を提供する。

 販売を開始したSOAtest/Virtualize 9.10.8は、API開発者のためのテスト自動化機能(SOAtest)に、ソースコードの修正がAPIのテストに及ぼす影響を分析し、再テストが必要になるAPIテストのリストをレポートする機能を追加した。このテストの影響分析機能により、コード修正後に実施する回帰テストにおいて実施すべきテストが明確化され、テスト時間を短縮できる。

 APIを利用する側のアプリケーション開発者のためのテスト環境の仮想化機能(Virtualize)では、APIやサービスに代わって応答するスタブのCRUD(Create、Read、Update、Delete)の挙動をステートフルに保持できる機能を強化した。これまでに比べて、複数のサービスやAPIをまたぐシナリオテストにおける状態遷移テストや機能テストが格段に実施しやすくなるとしている。