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テクマトリックス、セキュリティテスト機能などを搭載したAPIテスト自動化ツール「SOAtest/Virtualize 2021.2」を販売

 テクマトリックス株式会社は25日、米Parasoftが開発した、APIテストの自動化とサービス仮想化をワンツールで実現する「SOAtest/Virtualize 2021.2」の販売を開始した。

 SOAtest/Virtualizeは、APIの開発者と利用者に向けて、テストの自動化とテスト環境の仮想化(サービス仮想化)の側面から開発の効率化をサポートするツール。

 APIの開発者には、正しくデータを提供できていることを検証するために、APIのテストドライバーを自動生成し、APIの単機能テストやシナリオテストの実行を自動化する機能を提供。APIを利用する側のアプリケーションの開発者には、データを利用してアプリケーションが正しく動作することを検証するために、データ連携で用いるAPIを仮想化し、疑似的にデータを提供することで、テストを実行できる環境を提供する。

 新バージョンのSOAtest/Virtualize 2021.2では、APIのテスト自動化機能(SOAtest)において、APIのセキュリティテスト機能を搭載した。セキュリティテスト機能は、OWASP Top 10で提唱されているセキュリティの脅威などを検出する119個のルールを備え、SOAtestで作成済みのテストをそのまま使用して、API(REST/SOAP)の静的および動的セキュリティテストを、開発の早期段階から自動化することを可能にする。

 また、新しく搭載された要件トレーサビリティ機能では、Azure DevOpsやJiraなどで管理している要件と、SOAtestのGUI上でテストの関連付けを行い、要件ごとにテストを実行し、要件がテストされているかを管理することを可能にした。

 テスト環境の仮想化機能(Virtualize)では、CRUD機能を強化した。データの登録、参照、更新、削除を行うシナリオテストにおいて、状態や文脈に応じてCRUD操作を行い、レスポンスする値を動的に変えることができるテスト環境(ステートフル仮想化/CRUD仮想化)を簡単に構築することが可能になった。

 さらに、製造業におけるIoT化やシステムのマイクロサービス化に伴い、データ連携で採用が進む新しいテクノロジー(Kafka、MQTT、RabbitMQ、protobuf、WebSocketなど)を取りまとめ、APIのテスト時(SOAtest)とサービスの仮想化(Virtualize)の両方で使用するIoT/マイクロサービスパックの機能改善を行った。