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SAPジャパンとクアルトリクス、SAP調達ソリューションを強化する「Qualtrics XM for Suppliers」を提供
2020年11月6日 10:00
SAPジャパン株式会社とクアルトリクス合同会社は5日、SAP調達ソリューションのソーシングから支払いまでのエクスペリエンスを強化する「Qualtrics XM for Suppliers」の提供を開始した。
Qualtrics XM for Suppliersは、企業や組織のSAP Ariba、SAP Fieldglass、SAP S/4HANAソリューションのデータを、SAPの子会社であるQualtricsが持つリアルタイムのサプライヤーインサイトおよびAI主導のインテリジェンスと結合。ソーシングから支払いに至る調達業務プロセス全体で改善が必要な領域を特定して、重要な供給資材の安定確保、一層のコスト削減、リスクの軽減、ビジネスの俊敏性の向上を促進する。
Qualtrics XM for Suppliersにより、調達チームや財務チーム、サプライチェーンチームは、リスクが存在する領域を特定し、リスクを軽減することで、ビジネスの混乱を最小限に抑え、最も重要なサプライヤーのフィードバックに迅速に対応できると説明。また、ソーシングから支払いまでのプロセス全体でAI主導のインサイトと推奨事項を入手することで、サプライチェーンに存在するエクスペリエンスギャップを特定し、ROIの向上につながる有利な契約条件を獲得できるようにする。
また、ソーシングから支払いまでのプロセス全体で収集したフィードバックを活用することで、サプライヤーとのコラボレーションを促進し、サプライヤーの専門知識を活かして改善が必要なプロセス領域を特定できる。
SAPでは、Oxford Economicsと共同で実施した調査によると、最高調達責任者および最高サプライチェーン責任者の多数(66%)が、使用している調達機能はサプライヤーに関するリスクの軽減に優れていると答えているが、新たな代替供給元をすぐに見つけることができると答えたのは51%だけで、46%はサプライヤーの実績を可視化するのは困難であると答えていると説明。Qualtrics XM for Suppliersは、すべてのタッチポイントでサプライヤーフィードバックに耳を傾け、理解し、フィードバックを踏まえて行動することで、組織がソーシングから支払いまで既存の調達プロセスを強化できるよう支援するとしている。