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ISID、製品開発支援ツール「iQUAVIS」とTeamsを連携させコラボレーション機能を強化するソリューション

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は20日、自社の製品開発支援ツール「iQUAVIS(アイクアビス)」とMicrosoft Teamsを連携させた新ソリューションとして、「iQTeams(アイキューチームズ)」を販売開始すると発表した。ISIDと独フラウンホーファー研究機構との合弁会社である独Two Pillars GmbHが開発しており、ISIDは同社との合意に基づき、日本国内においてiQTeamsの販売を担当する。

 iQUAVISは、自動車や精密機器などの複雑なシステム製品の構想設計段階において、設計のすり合わせが必要な個所を特定し、最適な設計手順を導ける製品開発支援ソリューション。今回発表されたiQTeamsでは、このiQUAVISとMicrosoft Teamsとをシームレスに連携させ、リモート環境下においても、複数の技術者がiQUAVIS上の同じ情報を見ながら、共同で検討や作業を行えるようにするという。

 具体的には、iQUAVISからツールを切り替えることなく、即座にMicrosoft Teams上でチャットを開始可能。また、Microsoft Teamsで受信したメッセージのリンクをたどることで、iQUAVISが起動され、日程計画表や要件・機能ツリー図において議論の対象となっているデータに、容易にアクセスすることができる。

 加えて、iQUAVIS上のプロジェクトにおけるプロセス、技術要件に関する議論や検討経緯、判断根拠などが、開発エビデンスとしてMicrosoft Teams上のチャットに自動で蓄積される仕組みも搭載した。こうして蓄積された情報とiQUAVISの情報はトレーサビリティが確保されており、その後の開発における知見として活用可能とのこと。

 さらに、Microsoft Teams上でiQUAVISコンテンツがファイルとして取得できるため、iQUAVISを持たない外部パートナーも、検討プロセス情報の確認を行えるとしている。

 価格は、10ライセンス、1年間の利用料が25万円(税別)から。