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東芝デジタルソリューションズ、スケールアウト型DB「GridDB」の商用版をEnterprise Editionへ一本化

新版ではセキュリティや運用管理機能を強化

 東芝デジタルソリューションズ株式会社は20日、ビッグデータ・IoT向けデータベース「GridDB」をリニューアルすると発表した。従来2つに分かれていた商用版の製品体系を「GridDB Enterprise Edition」へ統合するとともに、セキュリティ機能などを強化した新版「同 4.5」として提供開始する。

 GridDBは、同社がさまざまなシステムを構築・運用してきた知見・実績を基に開発した、スケールアウト型データベース。膨大な時系列データを効率よく蓄積し、高い性能をスケーラブルに発揮できるとのことで、時系列データ指向、PB級の高い処理能力、高い信頼性と柔軟な拡張性など、IoT/ビッグデータ領域に適した特徴を持つという。

 その商用版として、従来は、NoSQLインターフェイスのみを提供するStandard Editionと、NoSQL/SQLの両インターフェイスを提供するAdvanced Editionを提供していたが、今回はこれを統合。Enterprise Editionへとラインアップを一本化した。

 さらに、1ライセンスでカバーできるサーバーの構成を小さくし、以前と比べて小さな構成かつ低価格で運用を開始できるようにしたとのこと。また、データ量の増大に合わせて細かくライセンスを追加可能になったため、費用対効果が向上したとしている。

 加えて、新版となるEnterprise Edition 4.5では、通信の暗号化やユーザー認証などのセキュリティ機能を強化。あわせて、統合運用管理ツールや運用コマンドなどの運用管理機能も強化した。