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東芝デジタルソリューションズ、アプリ開発・運用の利便性を向上させたデータベース「GridDB V4.2」

 東芝デジタルソリューションズ株式会社は17日、スケールアウト型分散データベース「GridDB」の新版として、システムスローダウンの原因や問題のあるアプリケーションの特定を容易にした「同 V4.2」を提供開始すると発表した。

 GridDBは、膨大な時系列データを効率よく蓄積できる、スケールアウト型の分散データベース。IoTやビッグデータを有効活用するため、NoSQLインターフェイスとSQLインターフェイス双方の利点を備えている点が特長という。

 今回の新版では、内部で実行中の処理一覧を出力する機能をサポートし、実行中のクエリに関する並列処理数、実行時間や処理待ちなどの詳細な状態把握が可能となった。これにより、スローダウンなどの状況把握や、それを引き起こすクエリの特定を容易にしたという。

 また、クエリに対して、内部でどのように処理するのかを表すSQL実行計画の取得をサポート。問題のあるクエリに対する、きめ細かいパフォーマンスチューニングが可能になったとのこと。

 さらに、アプリケーションに対して識別子の設定を可能にしており、問題が発生した場合、サーバーログとクライアントトレースログに、問題の内容とともにアプリケーション識別子を記録できるようになった。これにより、これまで手間のかかっていた問題のあるアプリケーションの特定が容易になったとした。

 このほか、アプリケーションプログラマーの利便性向上を図るため、アプリケーション開発のプログラミング言語としてNodo.jsクライアントとGoクライアントを正式にサポート。加えて、Windows環境で動作するCクライアントライブラリをサポートし、WindowsからダイレクトにGridDBデータベースにアクセスするアプリケーションを構築可能になったとしている。