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AIで予測分析した結果を可視化し“次に行うべきこと”を把握――、NECがdotDataの新サービスを販売
2020年10月7日 13:47
日本電気株式会社（以下、NEC）は7日、AIで予測分析した結果を可視化し、次の一手を提示するdotDataの新サービス「アクショナブル・インサイト・ビジュアライゼーション」を販売開始すると発表した。
dotDataは、NECからカーブアウトした米dotDataが開発している、AIを活用して予測分析プロセス全体を自動化するソフトウェア。NECは2018年の提供開始以来、企業内に蓄積されるビッグデータを活用した課題解決を加速してきたという。
今回の新サービス「アクショナブル・インサイト・ビジュアライゼーション」は、11月下旬に日本で提供開始となる「dotData v2」をベースとしたもので、熟練した専門の分析者だけでなく、現場担当者でも高度な予測分析を可能にするとのこと。
企業におけるデータ分析は、従来、BIツールで過去データを集計・可視化して過去の事実を理解するところからスタートし、予測分析は必要に応じて専門の分析者に依頼していたというが、新サービスでは、BIツール「Tableau」との連携を実現したdotData v2の最新機能を利用することにより、過去データをdotDataで分析し、隠れているインサイトと未来の予測を導いて、業務への迅速な適用を促すとした。
これにより現場担当者は、過去の事実のみならず、「何がその事実に深い関係があるのか」というインサイトから、それに基づく未来の予測、「次に何を行うべきか」という示唆までをTableauダッシュボード1つで把握でき、よりすばやい意思決定が行えるようになるとのことだ。
なお新サービスは、プロトタイプ開発フェーズと運用フェーズの2つのフェーズから構成されている。
プロトタイプ開発フェーズは最短3カ月で行われ、利用企業のビジネス課題の確認、業務プロセスの明確化、データの確認と分析設計をNECのコンサルタントと共同で実施。その後、dotDataを活用した予測分析と、Tableauダッシュボードの開発を行う。プロトタイプ開発には、NECのノウハウテンプレートを用いることも可能で、利用企業に負担をあまりかけずに実装できるよう工夫されているという。
一方、運用フェーズでは定期的な予測実行を実施。利用企業はNECと共同で開発したTableauダッシュボードに予測結果を取り込むことで、最新の予測結果を適宜、業務で活用可能になるとしている。
