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NTT西日本、名古屋市に顧客との共創拠点「LINKSPARK NAGOYA」を開設

 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は6日、NTT上前津ビル(名古屋市中区大須)に、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる共創ラボ「LINKSPARK NAGOYA」を開設すると発表した。利用にあたっては、NTT西日本の営業担当者へ申し込みが必要となる。

 名古屋市を含む東海エリアは日本の製造業の中心地である一方、就業者不足、技術継承、新型コロナウイルスの影響によるサプライチェーンの断絶や、南海トラフを想定したレジリエンスの強化など、解決すべき課題もまた多いという。そこで、こうした課題に対して、デジタル技術を活用し顧客のDXを加速させるために、共創ラボ「LINKSPARK NAGOYA」を開設するとのこと。

 この施設では、NTT西日本独自のメソッド“AIBASE”を活用し、顧客のDXをトータルコーディネートするとしており、顧客のビジネスゴール達成に向け、3つの価値を提供する。

 1つ目は、「DXにおいて取り組むべきテーマの設定」。デザイン思考の活用やデモ展示によるデジタル技術の体感から顧客の課題を具体化し、ビジネスゴール達成にむけた取り組みを明確にする。

 2つ目の「デジタル人材やスタートアップとの共創」では、NTT西日本の保有する専門スタッフや東海エリアのイノベーション創出拠点、スタートアップとの連携により、顧客のDX推進を強力にサポートするとした。

 最後は「即座に利用可能なICT実証環境を提供」で、顧客それぞれのDXテーマに応じて、AIエンジンやデータ分析に用いる各種ソフト/ハードを即時に利用できる。また、データセンターへの閉域接続によるセキュアなデータ保管や、ローカル5G・地域創生クラウドなど技術も利用可能とのことだ。