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SBクラウド、Alibaba Cloud上に構築した企業のシステム基盤の監視・運用を代行するサービス

 ソフトバンクとアリババグループの合弁会社であるSBクラウド株式会社は5日、同社が国内で展開しているクラウドサービス「Alibaba Cloud」において、利用企業がAlibaba Cloud上に構築したシステム基盤の監視や運用を代行する「Alibaba Cloud MSPサービス(監視・運用代行)」を提供すると発表した。

 「Alibaba Cloud MSPサービス(監視・運用代行)」は、SBクラウドに在籍するAlibaba Cloudの技術者が、24時間365日体制で利用企業のシステム基盤の監視やオペレーション業務を代行するサービス。応答障害、通信障害などのインシデント発生時には、利用企業のシステム基盤の復旧も支援してくれるという。

 具体的なサービスメニューとしては、サービスデスクの設置と作業実績レポートの作成を基本サービスとして、利用企業のニーズに応じた3つのプランを用意する。

 1つ目の「ベーシックプラン」は、事前に利用企業と設定した定義に基づき、システム基盤の監視と、CPUの高負荷やネットワークトラフィックの増加などのアラーム情報を検知した際の通知を行う監視・通知サービス。アラーム情報の検知時には、メールやSlack、DingTalkなどの所定の連絡先へ、利用企業と事前に合意した定義に基づき通知を実施する。

 価格(税別、以下すべて同じ)は、初期費用が5万円から、月額費用が1万円から。別途、月額基本料金として基本サービスの料金が必要となり、1契約あたり2万円から。

 2つ目の「スタンダードプラン」では、ベーシックプランの内容に加えて、インシデント発生時の一次対応として、作業手順書に基づいた一次復旧作業と、パッチ適用などの定期的な運用作業を代行する。

 価格は、初期費用が10万円から、月額費用が2万円からで、月額基本料金が別途必要。

 また最上位の「プレミアムプラン」では、ベーシック/スタンダードの両プランの内容に加え、作業手順書に基づいたインシデント二次対応も実施するとのことで、インシデント一次対応では解決できなかった事象に対し、システムログや設定の確認を伴う支援作業などを行うという。

 さらに、利用企業のシステム基盤の構築を担当したエンジニアチームによる原因調査や、Alibaba Cloudの各種プロダクト、サードパーティーの製品などに関する問い合わせを代行し、トラブル対応を総合的に支援するとした。

 価格は、初期費用が10万円から、月額費用が3万円からで、月額基本料金が別途必要。