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SBクラウド、CloudflareのグローバルCDNを利用したWebサイトの表示高速化ソリューションを提供

 ソフトバンクとアリババグループの合弁会社であるSBクラウド株式会社は7日、クラウドフレア・ジャパン株式会社と提携し、米CloudflareのグローバルCDNサービス「Cloudflare CDN」を活用し、Webサイトの表示を高速化するソリューションを同日より提供開始したと発表した。

 ソリューションで利用するCloudflare CDNは、世界100カ国、200拠点以上にデータセンターを展開しているほか、インターネットエクスチェンジ(IX)事業者やISP事業者などのネットワークパートナーと協力し、高速かつ信頼性の高いサービスをワールドワイドで提供しているとのこと。

 SBクラウドが日本国内で展開するクラウドサービス「Alibaba Cloud」は、Cloudflareが主宰するクラウド事業者とのアライアンスプログラム「Bandwidth Alliance」に加盟しており、Alibaba Cloudのストレージサービス「Object Storage Service(OSS)」の利用者に対して、OSSからCloudflare CDNへのデータ転送を無料で提供しているという(中国リージョンは対象外)。

 このため、CDNを利用して大容量コンテンツを配信する際に課題となっていた、配信元のコンテンツが収容されているオリジンサーバーへデータを取得しに行く際の転送料金は発生せず、企業は安価にCDNを利用可能になっているとのことだ。