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SBクラウドとパクテラが提携、中国拠点を設置する日本企業向けにクラウドERPシステムを提供

 SBクラウド株式会社とパクテラ・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、パクテラ)は27日、中国に拠点を持つ日本企業を対象としたクラウドERPの構築に関して提携すると発表した。両社では、中国に拠点を設置する日本企業の基幹業務システムの早期立ち上げや、既存システムの切り替え、日中間のシステムのシームレスな連携を支援するとしている。

 具体的には、この提携により、SBクラウドが国内で展開している「Alibaba Cloud」の仮想サーバーサービス「Elastic Compute Service(ECS)」の東京リージョン上に、パクテラが提供するクラウドERP「Odoo」のシステム環境を構築可能になるという。

 また、日中間の専用線を活用したAlibaba Cloudのネットワークサービス「Cloud Enterprise Network(CEN)」、および中国拠点のプライベートネットワークとVPNを介して接続する「VPN Gateway(VPN GW)」を併用することで、日中間の通信の高速化と安定化が図れるため、日本国内と同等の品質でOdooを利用可能になるとした。

 なおOdooはクラウドサービスのため、日本側から容易に管理でき、中国側にIT専任担当者を置く必要はないとのこと。