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SBクラウド、アリババグループのコミュニケーションサービス「DingTalk Lite」の導入支援サービスを開始

 クラウドサービス「Alibaba Cloud」を日本国内で展開するSBクラウド株式会社は14日、アリババグループが提供する無料のコミュニケーションプラットフォーム「DingTalk Lite」の導入支援サービスを、企業・教育機関向けに提供開始した。

 DingTalkは、アリババグループが2015年からサービスを開始した、コミュニケーションおよびモバイルオフィスサービス。中国を中心に、全世界で1000万を超える企業、2億人以上のユーザーに利用されており、インスタントメッセージや音声通話、ビデオ会議、ワークフロー管理などさまざまな機能を備える。

 DingTalk Liteは、DingTalkのコミュニケーション機能を切り出したライト版として、2020年4月から日本やマレーシア、シンガポール、香港、マカオで提供を開始したサービス。現在は日本語、英語、中国語(繁体字)の3言語に対応する。主な機能として、最大1000人まで参加可能なビジネスチャットや、ビデオ会議、ライブ配信、連絡先・チーム管理、スケジュール管理などの機能を備えている。

 組織構造に応じたチャットグループの管理が可能で、AIによるリアルタイム多言語翻訳、高画質・低遅延のビデオ会議とライブ配信といった特徴を備え、企業のリモートワーク推進や、教育機関向け遠隔授業などに利用できる。

 また、DingTalk Liteのサーバーは中国国外に設置されているため(現在はシンガポールのみ)、利用者は中国特有の課題であるネットワークの影響を受けずに、安定してサービスを利用できるとしている。

 SBクラウドでは、DingTalk Liteを利用する企業や教育機関を対象として、管理者向けのトレーニング講座の開催と、管理者および従業員向けの利用マニュアルの提供について、サポートを行う。サービスは9月30日まで無償で提供し、10月以降の料金体系は後日発表予定。