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アシリレラ、パナソニックIS、アセンテックの3社が連携、テレワーク時でもデスクトップRPAを運用可能なソリューションを提供

 株式会社アシリレラ、パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)、アセンテック株式会社は1日、アシリレラのRPAソリューション「ロボオペレータ」とアセンテックのプラットフォーム製品「リモートPCアレイ」の連携検証を完了したと発表した。これに伴いパナソニックISは、在宅勤務やテレワークなどの環境下でも安定的に稼働できるRPAとして、両製品を組み合わせたソリューションを提供開始する。

 アシリレラの「ロボオペレータ」は、IT知識不要、かつシンプルな操作でロボットを作成できるデスクトップ型RPAソリューション。業務担当者主導で導入できるため、スムーズに利用開始できるほか、軽微な業務変更にも容易に対応可能な点を特長としている。

 またアセンテックの「リモートPCアレイ」は、1筐体に複数の物理PCカートリッジと仮想デスクトップに必要なコンポーネントを搭載したプラットフォーム製品。ローカルおよびリモートからPCの状態監視やアップデート等を可能にする管理ソフトウェアを標準装備しており、複数のRPA環境を集約することができる。

 今回は、両製品の連携検証を3社共同で行い、問題なく稼働することを確認した。一般に、デスクトップRPAではロボットがPCを占有するため、手元にPCが1台しかないテレワーク環境下ではRPAを稼働できない、といった課題が生じているというが、「リモートPCアレイ」を導入すると、その上でRPAを稼働させながら別の作業を行うことが可能になるとした。

 またオフィス勤務の環境下でも、RPA稼働用に別のPCを用意する必要がなく、省コスト・省スペース効果が期待できるとのこと。

 パナソニックISは、両製品を組み合わせたソリューションを顧客企業に提案し、2022年度末までに110社への導入を目指す考えだ。