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アイネスとアセンテックが戦略的提携、仮想デスクトップソリューションの提供拡大を図る

 株式会社アイネスとアセンテック株式会社は2日、仮想デスクトップソリューションの提供を目指して戦略的業務提携を行うと発表した。

 アセンテックは、さまざまな仮想デスクトップ(VDI)ソリューションを取り扱い、自治体DX領域や金融機関などにおいて、大規模なVDIから、独自ソリューションの「リモートPCアレイ」による短工期・低予算のサービスまで、幅広くリモートワークソリューションを提供してきた。特にリモートPCアレイは、自治体情報システム強靭性向上モデルへの移行や、専用端末を使用したテレワーク環境構築を目的として、自治体での導入件数が増加しているとのこと。

 一方のアイネスは、公共分野で全国約200自治体にWeb型総合行政情報システム「WebRings」を展開するほか、金融分野では銀行、生損保に顧客基盤を持つなど、公共・金融・産業分野で、システム開発から導入後の運用・保守までのワンストップサービスと専門性の高いITソリューションを提供しているという。

 今回の今回の戦略的業務提携では、両社のこうした強みを生かし、自治体・民間DX領域でVDIソリューションを幅広く提供することが狙い。具体的には、アイネスの顧客基盤の自治体・民間企業、特に金融機関に対してアセンテックのVDIソリューション群を提供し、両社のビジネス規模拡大を図るとした。

 また、両社共同での製品・サービスを開発し、自治体DX・民間DX領域で最先端技術を取り込んだソリューションを拡充し、新規のビジネスチャンス拡大を目指す。このほか両社では、営業チャネル、技術・ノウハウ、人材等で包括的な協業体制を築き、サービスおよびシステムソリューションの提供と受注機会の拡大を図るとしている。