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LINE、AI-OCRをシステム開発不要で利用できる「CLOVA OCR Reader」を提供開始

 LINE株式会社は18日、AI技術を活用した文字認識サービス「CLOVA OCR」において、請求書などの紙帳票やPDFをアップロードするだけで簡単にテキストデータ化して、データ出力からシステム連携までを簡単に行えるクラウドアプリケーション「CLOVA OCR Reader」の提供を開始した。

 CLOVA OCRは、書類や画像に記載された文字・文章をテキストデータへ変換するサービス。手書き文字、斜めになった文字、歪んだ文字でも高い精度の認証が可能で、2020年9月に各種会計書類の読み込みに特化した「CLOVA OCR(レシート・領収書特化型)」と「CLOVA OCR(請求書特化型)」の提供を開始している。

 CLOVA OCR Readerは、Web上で紙帳票やPDFなどのアップロードから、結果データの確認/編集、認識結果の出力やシステムへの連携を行えるクラウドアプリケーション。一連の操作はWebの画面上で行うことができ、認識結果の確認や編集などの操作も直感的かつ簡単に行える。

 システム開発は一切不要で、経理・総務職などの非エンジニアでも簡単に利用でき、システムの開発に時間がかからないため、導入後すぐに利用できる。

 また、導入の際の初期費用が不要で、一般的なOCRサービスの料金設定は読み取りを指定した項目1枠ごとでの費用換算が多いのに対し、CLOVA OCRは1枚当たりでの費用換算になるため、ランニングコストが想定しやすく、項目数が多い大量の書類の読み取りを自動化する場合でも、低価格でOCRの導入が可能になるとしている。

 LINEでは、6月30日までに申し込みが完了したユーザーに、CLOVA OCR Readerのトライアルができる「1ヶ月お試しキャンペーン」を実施する。