CTC、アプリケーション開発・運用基盤の「OutSystems Platform」を提供開始

　伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（CTC）は24日、ポルトガルOutSystemsの国内総販売代理店である株式会社BlueMemeと販売代理店契約を締結し、視覚的にアプリケーション開発を実現する開発・運用基盤「OutSystems Platform」を使用したシステム開発・保守・運用一体型の開発サービスの提供を開始した。

　OutSystems Platformは、アプリケーションの開発と運用を同一の基盤上で効率的に実現するコードレス開発基盤。アイコンのドラッグ＆ドロップによる視覚的な開発や、大規模アプリケーションに適した既存システムや社外クラウドサービスとの連携機能により、コーディング作業の省力化が可能。開発したアプリケーションには、パフォーマンスやセキュリティのログ出力機能、スマートフォンやタブレットなどで表示する際にも適した画面デザインを備えることができ、通常の開発と比べて最大で半分の工数で開発ができるとしている。

開発画面サンプル

　運用面では、バージョン管理、デプロイメント管理、ジョブ管理、パフォーマンス分析などの機能を搭載。開発と運用を同一の基盤上で実現できるため、運用中の追加開発をシステムへの影響を抑えることができる。

　CTCでは今後、BlueMemeと共同でOutSystems Platformを営業展開するとともに、アプリケーション開発効率化や、運用しながら開発する開発手法であるDevOpsに関連する技術を強化し、開発を含めた運用サービスやクラウド上でのシステム開発ビジネスを拡大していくと説明。OutSystems Platformについては、製造業のシステムを中心にサービス展開し、3年で10億円の受注を目指す。