セイコーソリューションズ、電子契約サービス「かんたん電子契約 for クラウド」を7月より提供

　セイコーソリューションズ株式会社は12日、従来の電子契約に公的タイムスタンプやeシール（法人向け電子証明書）を適用するクラウドサービスとして、「セイコートラストサービス」プラットフォームを立ち上げたと発表した。これは、2020年内に政府が予定しているタイムスタンプの公的認定制度を踏まえたもので、プラットフォームサービスの第1弾としては、民間認定タイムスタンプを適用する電子契約サービス「かんたん電子契約 for クラウド」を7月より提供開始する。

　「かんたん電子契約 for クラウド」は、従来、紙で行われていた契約締結業務を、電子署名やタイムスタンプを用いて、Web上で締結・保存・閲覧できるようにするサービス。Web上ですぐに利用開始できるとともに、エンタープライズ向けへシームレスにアップグレードできる点を特徴としており、さまざまな業種での受発注業務、知財保護や設計図書の電子保存などで利用できるという。

　タイムスタンプ、電子署名を用いた強固なセキュリティ機能を備えており、公的認定制度制定後には、そちらにも対応する予定。また、業務システムと自動連携できるAPIも提供されるとした。

　なお7月のサービス提供に先立ち、1カ月間無料で利用できるトライアル版を6月12日より提供開始する。