ニュース

セイコーソリューションズとMerry Gateホールディングス、金融機関向けの「融資クラウドプラットフォーム」を提供

 セイコーソリューションズ株式会社と、中国総合信用株式会社傘下のMerry Gateホールディングス株式会社は18日、金融機関向けに、電子契約サービスをはじめとする融資クラウドプラットフォームを共同開発したと発表した。提供開始は2019年4月を目標としている。

 このプラットフォームは、セイコーソリューションズのクラウド型電子契約サービス「かんたん電子契約サービス」をベースに、Merry Gateホールディングスが持つ、金融業務のノウハウを生かした融資・保証業務向け機能を追加したもの。これを利用すると、金融機関が個人・法人向けに提供している、無担保/担保付き融資の受付から契約までを電子化、自動化できるという。

 具体的には、スマートフォンやタブレットでの融資申し込み、審査システムとの接続、タイムスタンプ・電子署名を用いた印鑑レスでの電子契約、契約関連情報の保管管理などをクラウド化でき、利用する金融機関の投資負担を抑えながら、短納期での利用を可能にするとした。

 両社では、中国総合信用株式会社およびMerry Gateホールディングス傘下のMG保証株式会社への提供を皮切りに、総合信用各社や、地方銀行、各金庫、各組合、保証会社、保証機関などの地域金融機関に対して、このプラットフォームの共同利用を広く呼びかける考え。3年間に20機関での利用を目標としている。