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セイコーソリューションズ、「かんたん電子契約 for クラウド」に大規模利用向けの機能などを追加

 セイコーソリューションズ株式会社は26日、クラウド型電子契約サービス「かんたん電子契約 for クラウド」をアップデートし、各社のタイムスタンプ・電子署名サービスで作成されたPDFの取り込みと一括検証や、請求書電子配信時の取り込み先情報収集、大量の電子配信、電子保存の一括登録に対応したと発表した。

 アップデートでは、新たに各社のサービスでタイムスタンプ・電子署名を付与した電子書類について、取り込み、検証、タイムスタンプ延長が可能となった。これにより、企業は使用しているサービスごとに電子データの管理を行う必要がなくなり、業務ごとに適切なサービスを使い分けながら、統合された保管システム・サービスで最終的なデータの保存・管理の一元化が可能になる。

 また、オプションの送付先情報収集機能により、請求書などを紙から電子配信へ切り替える際に、書類送付先にてメールアドレスなどの情報入力がWeb画面上で可能となる。これまで、多数の取引先からの情報収集作業にかかっていた負荷の軽減が図れ、スムーズな電子配信への移行を実現する。

 一括登録オプションでは、エクセルなどで作成したCSVファイルを使って、プログラム開発を行わずに大量の電子ファイルの登録や取引先への配信、契約依頼などを一括して行える。API連携による開発が不要で自動化を実現でき、手軽に業務コストの改善を行える。

 セイコーソリューションズでは、これらの機能強化は、電子契約や電子帳簿保存法対応、請求書電子配信により、ペーパーレス化を進める企業の課題や要望をもとに実現したと説明。今後も、社会情勢の変化や顧客のニーズに合わせ、電子契約をはじめ、流通する電子データの信頼性を保証するサービスの拡充を図り、企業の継続的な成長を積極的に支援していくとしている。