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セイコーソリューションズ、融資手続きペーパーレスシステム「R-NEXT」にeKYCサービスを接続

 セイコーソリューションズ株式会社は29日、中央労働金庫と共同開発した融資手続きペーパーレスシステム「R-NEXT」に、日本電気株式会社(以下、NEC)のeKYCサービス「Digital KYC」を接続し、3月28日から新規(未取引)顧客との非対面による電子契約手続きを全店でスタートしたと発表した。2022年度第1四半期のエントリー件数は7346件で、そのうち約33%が非対面(eKYC)の取引になっているという。

 中央労働金庫では、2020年11月30日から団体会員の組合員向けにR-NEXTを全店で導入し、申し込み受付から融資実行まで、対面・非対面ともに印鑑レス・ペーパーレス取引が可能となり、返済用口座の作成や住所変更もシームレスに受け付けができるようになった。

 さらに今回、オンラインで法令に基づく本人確認を完結できるeKYCサービスを接続することで、新規(未取引)顧客でも申し込み受付から融資実行までの非対面取引が可能となり、顧客の利便性向上はもとより、撮影画像の券面チェック機能(画質や真贋判定)などによる業務効率化を実現したとしている。

 セイコーソリューションズでは、電子契約をはじめ、流通する電子データの信頼性を保証するサービス全般を「セイコートラストサービス」として展開しており、今後も脱ハンコ、ペーパーレスといった社会情勢の変化や顧客のニーズに合わせてサービスの拡充を図り、金融機関をはじめとする企業の継続的な成長を積極的に支援していくとしている。