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直感的な操作でチャットボットを開発可能、CTCとKDDIが「+メッセージ」を活用した法人向けソリューションを提供へ

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)とKDDI株式会社は10日、「+メッセージ(プラスメッセージ)」で利用するチャットボットを直感的な操作で開発可能なソリューションを、10月以降に提供開始すると発表した。CTCのメッセージングアプリ向けチャットボット開発基盤「Benefitter(ベネフィッター)」と、KDDIの法人向け配信サービス「KDDI Message Cast」を連携させて実現するという。

 「+メッセージ」は、GSMAで世界的に標準化されているRCS(Rich Communication Services)に準拠したメッセージサービス。KDDIを含む携帯3社のスマートフォンやタブレットを利用するユーザー向けに、携帯電話番号だけで長文メッセージや写真、動画などの送受信を行え、利用者数はすでに1500万を超えているという。

 今回両社が提供するソリューションでは、企業システムやクラウドサービスとAPI連携を行うことで、企業が「+メッセージ」を利用し、契約上の重要なお知らせやキャンペーンなどを効率的に発信できるように支援する。

 企業の「+メッセージ」公式アカウントでチャットボットサービスを実現する開発環境を提供。プログラミングの必要がなく、直感的な操作だけで短期間にチャットボットを開発できるとのこと。

 さらに、「+メッセージ」アプリケーション内でブラウザチャットモードに切り替えて会話を継続させることも可能となっており、「+メッセージ」の通数課金(メッセージ数による課金)を気にせずに、インタラクティブなユーザーコンテンツを制作できるとした。

 なお両社では今回、「+メッセージ対応ボット機能先行利用キャンペーン」として、このソリューションの一部機能を先行実装した「Benefitter」を、基本導入支援料、基本利用料ともに無料で提供する(月間ユニークユーザー3000人まで)。申込期間は7月8日より9月30日まで、無料期間は申込日から12月31日まで。