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CTC、チャットボット開発基盤「Benefitter」 複雑な対話の自動化と効率的な開発を実現

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は5日、チャットボット開発プラットフォーム「Benefitter(ベネフィッター)」を提供開始すると発表した。Webやスマートフォンアプリを通じたユーザー対応の強化、対応業務の効率化を検討する企業を中心に、3年間で3億円の売上を目指す。

 Benefitterは、LINEをはじめ、主要なメッセージングアプリやブラウザチャットに対応したチャットボットを作成し、ユーザーとの対話型システムを実現するチャットボット開発プラットフォーム。環境を視覚的に設定できるGUIを備えており、目的に応じたチャットボットを容易に作成できるという。

 具体的には、会話シナリオの制作や利用状況の分析に加えて、複数のメッセージングアプリにおける、チャットボットの一元的な管理や、AIを活用した、パターン化されてない質問への対応、ユーザーの特性判断、シナリオの良否を判定するA/Bテストなどの機能を備える。

 CTCによれば、こうした機能により、商品説明や問い合わせ対応といった複雑な対話の自動化を実現できるとのことで、ユーザーとの接点となるセールスプロモーション、カスタマーサポートでBenefitterを使用すれば、ユーザーの要望に応じた必要な情報の提供や、次のアクションへのスムーズな誘導が可能になるとアピールしている。

 さらにCTCでは、AIやCRMなどのソリューション提供で蓄積されたノウハウをもとに、チャットボットで使用するAIの選定や活用、業務システムとの連携なども提供。顧客企業に最適なチャットボット環境を構築するとのことだ。