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Zabbix Japan、統合監視ツール「Zabbix 5.0」搭載アプライアンスを提供

 Zabbix Japan合同会社は8日、オープンソースで開発されている統合監視ソフトウェアの最新版「Zabbix 5.0」を搭載したアプライアンスを販売開始すると発表した。ハードウェアアプライアンス「Zabbix Enterprise Appliance ZS-5500」「同 ZS-7500」「同 ZP-1500」、および仮想アプライアンス「同 ZS-V500」「同 ZP-V500」の5製品をラインアップする。

 Zabbix Enterprise Applianceは、システム監視、障害通知、グラフ表示など、Zabbixの全機能を活用したシステム監視・運用を容易に開始できるアプライアンスサーバー。サーバーハードウェアにあらかじめZabbixのソフトウェアが導入されているため、Zabbixのインストールと初期設定、データベースのチューニング、周辺ソフトウェアの設定といった煩雑な作業を行うことなく、すぐに利用を開始できるという。

 今回はこのアプライアンスにおいて、最新のLTS(Long Term Support)バージョンであるZabbix 5.0搭載製品を提供する。Zabbix 5.0には、ポイントリリースのZabbix 4.2/4.4で実装された機能も含まれており、障害発生時に外部のサービスと連携するためのWebhook機能や、監視データ収集のテスト機能が追加されたほか、Zabbixエージェントの刷新、さまざまなアプリケーション監視・障害通知のサービスと連携するための設定の標準搭載なども行われている。

 なお、旧製品のアプライアンスを利用しているユーザーは、Zabbix Enterpriseカスタマーポータルにてソフトウェアをアップデートすると、ZS-5500、ZS-7500、ZP-1500、ZS-V500、ZP-V500と同等の機能を実装できるとのことだ。アップデートの方法と手順は7月中に提供される予定。

ZS-7500/ZS-5500
ZP-1500