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Zabbix、統合監視ツール「Zabbix 4.0」搭載の仮想アプライアンスを正式提供

 Zabbix Japan合同会社は12日、オープンソースで開発されている統合監視ツール「Zabbix 4.0」を搭載した仮想アプライアンス「Zabbix Enterprise Appliance ZS-V400」「同 ZP-V400」の2製品を、同日より正式提供開始すると発表した。

 今回発表された製品のうち、ZS-V400はZabbixサーバーを、Zabbix Enterprise Appliance ZP-V400はZabbixプロキシを搭載した仮想アプライアンス。Zabbixのインストールと初期設定、データベースのチューニング、監視処理を最適に行うための周辺ソフトウェアの設定といった煩雑な作業を行うことなく、OVAファイルをダウンロード、インポートして、すぐにZabbixを利用し始めることができる。

 また、ファームウェアによるシステムとZabbixソフトウェアの一括管理が行え、ソフトウェアのバージョンアップやロールバックも容易に実行可能とした。

 ソフトウェア構成は、ハードウェアアプライアンスとして提供されている「Zabbix Enterprise Appliance ZS-7400/ZS-5400/ZP-1400」と同等で、同じ操作性でシステムの管理を行えるとのこと。また、これらのアプライアンスとシステム設定、監視設定、監視データを相互に移行することが可能という。

 動作確認済み環境は、VMware 5.5、6.0、6.5、6.7と、VirtualBox。

 なお、製品はZabbix Enterpriseサポート加入ユーザーに無償提供されるが、仮想アプライアンス1台ごとのサポート契約となる。また、プロキシ構成の場合は、ゴールド以上のサポート契約が必要になるとのこと。