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ExcelからDBへの一括更新が可能に――、ウイングアークのBIツール新版「Dr.Sum 5.5」

 ウイングアーク1st株式会社は1日、BI(ビジネスインテリジェンス)ツール「Dr.Sum」の新版「同 Ver.5.5」を販売開始すると発表した。

 Dr.Sumは、さまざまな企業システム内に蓄積されているデータを統合し、高速な集計・レポーティングを行えるようにするBIツール。企業内に蓄積されたデータを高速に集計するエンジンとして利用されているという。

 今回の新版では、Excelからデータベースへのリアルタイムな一括更新を可能にした。使い慣れたExcelでデータを更新できることから、新たな操作を覚える必要がなく、入力負担を軽減できる点がメリット。また例えば、「営業部門マネージャが予算策定時に過去の実績データをもとにしながら来期予算作成をする」、あるいは「期の途中で目標設定を変更する」といった、Excel上で予算計画を実施するケースでも、商品マスタ/顧客マスタなどのマスタデータの更新をExcel上から行えるとしている。

 さらに、データの加工などの手続きをスクリプトで記述できる新機能「DS Script」機能を提供する。Dr.Sumを利用する際に必要となるデータのインポート処理や、事前の加工・集計処理など、一連の手続きをまとめて記述でき、インメモリ機能により高速なデータ加工処理も実現した。さらに統合開発環境「Script Editor」で、GUIによるスクリプトの開発、ヘルプやコードテンプレートなどの支援機能の利用、デバッグなどが行えるとのこと。

 加えて、クラウドでのデータ活用を容易にする「Dr. Sum Cloud Hub」機能を実装。オンプレミスで運用しているデータをクラウドへ簡単に取り込める「Bridge Service」を利用できるほか、Webベースの管理クライアント「Web Console」でのファイルアップロード/ダウンロード、タスクのスケジューリングなども可能となっている。

 価格は、基本となるDr.Sumエンジンが1サーバー345万円(税別)から。