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NTT東日本とクラスメソッドが合弁会社を立ち上げへ、クラウドの導入・運用・保守などを支援

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)とクラスメソッド株式会社は18日、クラウド導入支援事業を行う新会社「ネクストモード株式会社」を共同で立ち上げると発表した。設立予定日は7月1日で、資本金・資本準備金は合計3億円。なお新会社では、パブリッククラウド/SaaSの導入支援・構築、および24時間365日の監視・保守サービスの提供などを行っていく予定。

 両社によれば、現在、人手不足が深刻な状況下にあって、パブリッククラウド導入による業務改善やデジタルトランスフォーメーション(DX)推進などのニーズが顕在化している一方、「よく分からず導入にちゅうちょしている」「導入しても有スキル人材がいないので運用できない」など、クラウドサービス導入へ障壁を感じている企業も多いという。

 また、新型コロナウイルス感染拡大を受けて導入が増加しているテレワークなど、クラウド技術を活用した働き方は、一過性のものではなく今後のスタンダードになっていくと想定されると指摘。こうした背景を踏まえて、NTT東日本のネットワーク力とクラスメソッドのクラウド活用力を掛け合わせ、顧客企業の持続的な成長をサポートするパートナーとして、クラウド分野で新会社を設立するとした

 そのネクストモードでは、顧客企業に適したクラウド技術や製品を組み合わせた“いいとこどり”のシステムを提案していく考え。また、クラスメソッドが小売りや流通の先端的な企業に導入したクラウド技術を、より多くの企業にとって使いやすい形で提供するとした。また運用については、リーズナブルな価格で運用を行うだけではなく、運用の中から得られたデータを基に、コスト削減、システム改善を提案するとのことだ。