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複数のkintoneアプリ間でデータ収集・計算を行えるサービス「データコレクト」

 トヨクモ株式会社(旧称:サイボウズスタートアップス株式会社)は16日、サイボウズの業務アプリ構築クラウド「kintone」内のデータを“シンプルBI”化するクラウドサービス「データコレクト」を発表した。同日より提供を開始する。

 データコレクトは、複数のkintoneアプリ間での、データの収集・計算を可能にするクラウドサービス。Excelの関数や数式と同様の手順で設定を行うことで、複数アプリ間でのデータの収集・計算・加工処理が行えるようになるという。

 IFやSUM、COUNTなど、Excelに慣れているユーザーになじみの関数も使用可能。複数のアプリ、複数のフィールドを対象に設定を行えるので、さまざまなアプリに散らばっている情報を一元管理したい際に活用できるとのこと。

 これにより、従来のkintoneでは実現の難しかった「予実管理」「在庫管理」「各アプリから経営指標の収集」などを、すべて自動で行えるようになるとしている。

 また処理の実行は、毎日、毎週、毎月などのスケジュール設定可能なほか、webhookを設定することにより、kintoneへのレコード追加/編集/削除のタイミングで自動実行を行えるので、リアルタイムな集計にも対応する。

 価格は、フィールド式の実行回数制限(30回/月間)があるライトコースが月額1万円もしくは年額11万4000円。実行回数制限がなくなり、スケジュール設定などに対応したスタンダードコースが月額2万5000円もしくは年額28万5000円。webhookを設定したリアルタイム自動実行にも対応するプレミアムコースが月額5万円もしくは年額57万円、となっている。