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PayPayでの決済データがコンカーの経費精算クラウド「Concur Expense」と連携へ

ソフトバンク、ヤフーが2020年中の社内導入を予定

 株式会社コンカーは29日、PayPay株式会社と協業し、スマートフォン決済アプリ「PayPay」での決済データが、コンカーのサービスと連携すると発表した。なお、連携開始は4月以降を予定している。

 今回の連携では、コンカーが提供する経費精算・管理クラウド「Concur Expense」と、PayPayアプリが連携可能になる。Concur ExpenseのユーザーがPayPayアプリを利用して経費を支払った場合、従来は紙の領収書を元に経費データを入力する必要があったが、連携後はアプリ上から決済データをConcur Expenseに直接転送し、そのまま経費精算を行えるようになるという。

 またソフトバンク株式会社、ヤフー株式会社などでは、2020年中にこの連携サービスの導入を予定しているとのこと。

 なお、2019年12月12日に発表された令和2年度与党税制改正大綱では、クレジットカードや交通系ICカード、QRコード決済などのキャッシュレス決済における利用明細データを、一定条件の下で紙の領収書の代わりとして認める方針が発表された。

 今後の税制改正でこうした方針が現実化すれば、PayPayの利用明細データをConcur Expenseに連携した場合は、紙の領収書の受領が不要となるため、ペーパーレス化および経費精算業務負荷の軽減が期待されるとのことだ。