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エクイニクス、マレーシアのクアラルンプールにデータセンター「KL2」を建設

 米Equinix(以下、エクイニクス)は12日、マレーシアのクアラルンプールに新たなデータセンター「KL2」を建設し、マレーシアでの事業を拡大する計画を発表した。KL2は、クラウドやAI、エンタープライズワークロード全体でデジタルインフラの需要が加速する中、マレーシアのデジタル経済と地域の増大する接続ニーズを支援するという同国への長期的なコミットメントを体現するものだとしている。

エクイニクス KL2の完成予想図

 サイバージャヤに位置する新施設は、同都市圏にある既存のデータセンターKL1から1km未満の場所に建設される。これにより、マレーシアにおけるネットワークプロバイダー、クラウドプラットフォーム、企業からなるエクイニクスの成長するエコシステムをさらに強固なものにするとしている。

 KL2は稼働中および開発中拠点を含め、マレーシアで4つ目のデータセンターとなり、既存のクアラルンプール拠点やジョホール州で進行中の大規模な継続的投資であるJH1および今後予定されているJH2とともに、全国的な基盤を拡大する。総投資額は1億9000万米ドルを超え、全面稼働時には2200キャビネット以上を提供する。

 拡張性が高く、低遅延で高度に相互接続されたデジタルインフラに対する戦略的ニーズに応えるため、KL2は稼働開始後にミッションクリティカルなワークロードを支える信頼性の高いプラットフォームを提供する。同施設は、デジタルネイティブ企業やハイパースケーラー、多国籍企業が地域内で事業を拡大する際の基盤となり、効率的な事業規模の拡大を可能にする。また、ASEAN全域におけるDistributed AIとハイブリッドマルチクラウドアーキテクチャの展開を支援し、より迅速でシームレスなデジタル体験の提供を実現するとしている。

 エクイニクスでは、今回の拡張はマレーシアがASEANにおけるデジタルとAIイノベーションの中心的拠点としての地位を確立しつつある極めて重要な局面で実施されると説明。これは、新たに設立された国立人工知能オフィス(NAIO)やMyDIGITALといった政府の戦略的取り組みによって推進されているという。

 KL2は、エクイニクスのグローバルネットワークにシームレスに統合され、Equinix Fabricを通じて、クアラルンプール、ジョホール、シンガポールの各拠点と相互接続される。顧客は、Fabric Intelligenceを活用することで高度なネットワーク可視性とAI主導の洞察を得て、ルーティングと帯域幅を動的に最適化し、高性能なAIワークロードと分散型データ戦略を、ASEAN全域で安全かつ効率的に展開することが可能になる。クアラルンプールでの拠点拡大により、エクイニクスは引き続き地域の接続性を強化し、将来を見据えたレジリエンスのあるデジタルインフラ構築を支援していくとしている。