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近距離交通費の経費精算自動化に向けた実証実験、Concur Expenseのユーザー企業にて実施

 株式会社コンカーは19日、同社のユーザー企業が、コンカーの経費精算・管理クラウド「Concur Expense」と東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)が提供するSuicaの利用履歴データを活用し、近距離交通費の経費精算自動化に向けた実証実験を開始したと発表した。

 コンカーでは、JR東日本、日本交通株式会社、国際自動車株式会社、大和自動車交通株式会社との5社共同で、鉄道およびタクシーなどの利用履歴データをConcur Expenseと直接連携させ、近距離交通費の経費入力業務の完全自動化を目指す実証実験を、2017年10月より開始している。

 今回は、コンカー社内におけるユーザーテストが終了したことを受け、次段階として、Concur Expenseを利用しているユーザー企業において、Suicaデータ連携の実証実験を開始するという。

 この実証実験では、連携サービスの本格提供に向け、ビジネスパーソン視点での詳細な要望をヒアリングするとのこと。なお現時点では、三菱ケミカル株式会社を含めた3社が実証実験に参加するとしている。