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シャープ子会社がビジネスコミュニケーションサービス「LINC Biz」を強化、有償プランも提供

 株式会社AIoTクラウドは24日、ビジネスコミュニケーションサービス「LINC Biz」において、有償プラン「スタンダードプラン」を提供開始すると発表した。価格は、1ユーザーあたり月額350円(税別)。

有償の「スタンダードプラン」を提供

 LINC Bizは、ビジネスチャットおよび音声/ビデオ会議機能を搭載したビジネスコミュニケーションサービスで、シャープの子会社であるAIoTクラウドが提供している。

 特徴は、シャープ社内における実際のユーザーニーズを踏まえて開発された点。ビジネスチャットの議論の途中でも、ワンクリックで音声会議やビデオ会議に移行したり、ビジネスチャット上で共有している資料を、音声/ビデオ会議上でも使用しながら議論を進めたりといったように、ビジネスチャットと会議をシームレスにつなげられるようにしているという。

 従来は無償の「フリープラン」のみ提供されていたが、今回提供開始となる「スタンダードプラン」では、LINC Bizへの外部ユーザー招待機能の追加、ストレージ容量やビデオ会議数の制限解除などを行った。

 このうち外部ユーザー招待機能では、従来の音声/ビデオ会議の一時的なゲスト機能に加え、チャットも含め、「外部ユーザー」としてLINC Bizに招待できるようになる。なお招待された外部ユーザーは、導入企業の管理者が許可したチャンネル内でのみ、チャットや音声/ビデオ会議などのサービスを利用できるとのこと。

 またストレージ容量は、フリープランの2GBに加えて、ユーザーライセンスID数×1GBを追加提供。ビデオ会議についても、フリープランでは同時に1つしか開催できないが、スタンダードプランでは、ユーザーライセンス数を超えない範囲で自由に会議を設定できる。例えば、6ライセンスを契約している場合は、6人で1つの会議を行ったり、4人と2人の会議を同時開催したり、といった具合だ。

 なお、「フリープラン」の既存ユーザーは、データを引き継いで「スタンダードプラン」へ移行することも可能とした。

「フリープラン」を含めた基本機能を強化

 このほか今回は、チャット上でのやり取りの延長でビデオ会議を行うだけでなく、あらかじめスケジュールを設定する予約機能を追加。チャット上で会議予定を通知するリマインダー機能も利用できる。

 あわせて、従来のWebブラウザ版とモバイルアプリ版に加え、PCアプリケーション版(Windows/Mac)も提供開始された。添付ファイルのプレビューができるなど、PCでの利用がよりスムーズになるとしている。