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ログの可読性を向上させるマスタ連携機能を搭載、インフォサイエンスの統合ログ管理システム「Logstorage Ver.8.0」

 インフォサイエンス株式会社は9日、統合ログ管理システム「Logstorage」において、ログと外部マスタとの連携を可能にする「マスタ連携機能」を搭載した新版「同 Ver.8.0」を発表した。価格は75万円(税別)からで、提供はすでに開始されている。

 Logstorageは、クラウド含めた各環境で出力されるログを統合管理し、集めたログを横断的に分析、追跡可能な統合ログ管理システム。同製品などで収集される一般的なログには、発生時刻だけでなくユーザーIDやIPアドレスといった情報も含まれているが、アクセス元の個人を特定するには、ログに含まれていない人事データや機器管理台帳など外部のマスタを参照する必要がある。そのため従来は、人事データなどの外部マスタとのひも付けを目視で行ったり、マクロなどの個別プログラムを開発したりして対応していたものの、作業負荷は高く、その軽減が課題になっていたという。

 今回の新版で追加された「マスタ連携機能」はこうした課題に対処するための機能で、ログ収集時に、あらかじめ登録された外部のマスタと自動的に連携することが可能。これにより、マスタにある情報をキーとした検索やレポート作成を容易に行えるため、これまでの課題を解決できるとのこと。

 インフォサイエンスでは、この機能の活用によってログの可読性の向上が期待でき、例えば、機器管理台帳とアクセスログのひも付けによる不正アクセスの早期発見、未使用アカウントの棚卸しレポートの定期的な作成などが可能になるとアピールしている。

 なおマスタ連携機能では、マスタ設定によるマスタ情報の登録、更新、削除に対応するほか、登録するマスタ情報の世代管理が可能。スケジュール実行によるマスタ情報の自動登録にも対応する。