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AI insideとNTT西日本、手書き文書のデジタル化を支援するクラウドサービス「おまかせAI OCR」

 AI inside株式会社と西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は、AI insideが開発したAI-OCRサービス「DX Suite」にNTT西日本のサポートを組み合わせ、手書き文書のデジタル化を支援する中堅・中小企業向けサービス「おまかせAI OCR」として、12月2日より提供開始すると発表した。

 「おまかせAI OCR」は、手書き文書のデータ化と操作説明、設定代行、問い合わせ対応などのサポートをセットにして提供するサービス。受発注帳票やアンケート結果など、スキャンした紙文書をPDFデータとしてクラウドへアップロードすることにより、手書き文字をAIが電子データ化してくれる。

 特徴は、深層学習(ディープラーニング)を活用したAIによる画像認識技術と、文章の前後関係を判定する自然言語処理の組み合わせに加え、歪み・傾きの自動補正機能によって、読み取り箇所を的確に検出可能な点で、手書き文字や活字であっても高い識字率の実現が期待できるという。

 また、導入時の初期費用が不要なほか、月額3万円で基本機能を利用できるサブスクリプション型サービスであるため、中堅・中小企業でも安心して利用できるとのこと。

 さらに、サポートについてはNTT西日本のサポートセンターが対応。能動的な操作説明・設定代行・トレーニングを実施するのみならず、トラブルなどが発生した際の各種問い合わせも一元的に行うとしている。対応時間は、年末年始を除く9~21時。

 価格(税別)は、基本機能が、月間6000(読取対象項目数×帳票枚数)までの場合で月額3万円。月間6000円を超える場合は、1項目あたり3円が追加で必要となる。最低利用期間は1年間。また有償オプションとして帳票仕訳機能も提供される。