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ゾーホー、クラウドアプリケーションの統合スイート「Zoho One」を強化 電話連携やSSOの機能を拡充

 ゾーホージャパン株式会社(ゾーホー)は19日、クラウドアプリケーションの統合スイート「Zoho One」において、電話連携機能「Zoho Phone Bridge」と、シングルサインオン(SOO)機能の強化を発表した。

 Zoho Oneは、企業・組織の運営や業務を支援するクラウドサービスを、オールインワンで提供するスイートサービス。営業、マーケティング、カスタマーサポート、経理、人事など、45以上のウェブアプリとモバイルアプリを利用できるという。

 今回機能が強化されるZoho Phone Bridgeでは、従来、Zoho CRMなど単体のアプリケーションと外部のAmazon Connect、TwillioといったIP電話サービスを1対1で接続できたが、今回のアップデートにより、Zoho CRM、Zoho Recruit、Zoho Mailをはじめ、20以上のアプリケーションとIP電話サービスを接続可能になるとした。

 これにより、着信時に複数のアプリケーションに格納された関連情報を表示したり、顧客や取引先、求人の応募者に連絡を行いたい時にワンクリックで発信したり、といったことを行えるとしている。

 一方のSSO機能については、Workplace by Facebook、G Suite、マルケト、GoToMeetingなど、50以上の外部アプリケーションで利用可能になったほか、SAML認証を用いて、企業独自のアプリケーションとも連携できるようにした。

 またZoho Oneの管理画面も刷新され、システム管理者はダッシュボードやレポート機能を活用して、ユーザーの活動やアプリの使用状況などを確認できるとのこと

 Zoho Oneの料金は、企業の全従業員数分のライセンスを購入する全従業員プランの場合で、1ユーザーあたり月額4900円、部署やチームなどで必要なユーザー数分だけ購入できるフレキシブルプランの場合、1ユーザーあたり月額1万2600円。いずれも、価格が割引となる年間契約も設定されている。