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ServiceNow、最新バージョン「New York」を提供開始

 米ServiceNowは4日、クラウドプラットフォーム「Now Platform」の最新バージョンとなる「New York」の提供開始を発表した。現時点では英語対応のみとなる。

 新バージョンでは、新たに追加されたモバイル機能により、コンシューマ向けのようにシンプルで直感的なモバイル体験を職場にもたらすと説明。新たな「Now Mobile」アプリケーションにより、新規PCの発注やIT関連のトラブル解決、会議室の予約、人事への依頼、発注書や契約書の承認、出張申請の承認、社内ナレッジベース上での検索といった、さまざまなタスクやプロセスを、外出先でも簡単に完了できるようになる。

 また、「ServiceNow Onboarding」アプリケーションにより、新たに入社した従業員は、複数部門間にわたるさまざまな作業や手続きをモバイルで直感的に実行できる。

 ServiceNowでは、​企業内の複雑なワークフローを管理するためのNow Platformに、ネイティブなモバイル機能を組み込むことにより、ネイティブでモバイルフレンドリーなワークフロー体験を企業に提供すると説明。今回新たに提供を開始するNow MobileおよびServiceNow Onboardingアプリケーションと、2019年前半に提供を開始した「ServiceNow Agent」を組み合わせることで、企業は先進的な機能やユーザー体験を備えるネイティブなモバイルアプリケーション群を活用できるようになるとしている。

 また、ServiceNow virtual agentに新たに追加された自然言語理解機能により、従業員はServiceNow virtual agentと日常的な言葉でやり取りをすることで、サービスデスクに問い合わせることなく、社内の手続きに関する質問や備品のリクエスト、サポートの問い合わせなどを迅速に行えるようになる。

 Now Platformのイノベーションと、ServiceNowの「Predictive Intelligence」の機械学習機能を組み合わせることで、企業や組織は包括的なサービス体験を提供でき、従業員は必要なサポートを容易に得られるようになるとしている。