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ユミルリンクのSMS配信サービス、URLクリックカウントや差し込み配信などに対応
2019年5月21日 13:13
阪急阪神ホールディングスグループのユミルリンク株式会社は21日、SMS(ショートメッセージサービス)配信サービス「Cuenote SMS」において、新版を提供開始したと発表した。URLクリックカウント、差し込み配信などの機能を追加している。
Cuenote SMSは、携帯電話網を利用したSMSを、国内キャリアと直接接続した正規ルートで配信するクラウドサービス。SMSは多くの携帯電話が標準で対応しており、アプリのインストールが不要なこと、携帯電話番号のみでメッセージを配信でき、開封率も高いことなどから、本人認証や重要な通知、プロモーション情報の配信などで利用されているという。
特に近年は、プロモーション用途などマーケティングでの活用が増加しているというが、その際には効果測定から分析・改善までのPDCAサイクルを回して効果を最大化する必要があるとのこと。そこで今回の新版では、SMS本文内にURLリンクを含む場合、「いつ・誰が・どのURLを・何回クリックしたのか」を追跡し、SMS配信後の効果測定と分析を行うための機能を追加した。
管理画面からのクリック率の確認や、時間別や携帯キャリア別の効果測定データの分析が可能になるほか、詳細なデータはCSV形式でダウンロードすることもできる。加えて有償オプションにより、クリック測定のために変換されるURLに独自のドメインを利用することも可能だ。
さらに今回は、一斉配信時に、宛先ごとに異なる情報(名前やポイント情報、期日など)を差し込める「差し込み配信機能」を追加した。保有ポイントや期日などの重要情報を通知したり、名前を入れてキャンペーン情報を送ったりすることが可能になるため、ユーザーごとに配信内容を最適化するOne to Oneマーケティングにも対応するとしている。
またURLにパラメータとしてユーザー固有の情報を差し込めば、アンケートツールやウェブアクセス解析ツールなどへ、ユーザーを識別するための情報を引き渡したりすることも可能とのこと。
このほか、SMSの受け取りを拒否されたユーザーなど、SMSを配信したくない宛先(電話番号)をあらかじめ登録しておくことで、SMSの配信対象から除外する「配信除外リスト機能」も搭載された。
料金は配信数などによって異なるが、月額費用は「配信が成功した分だけ」の従量課金制となっており、参考として1通あたり12円(税別)。月間のSMS最低送信数が定められている。なお今回発表された新機能は、有償オプションを除きCuenote SMSの標準機能として提供され、追加料金なしで利用できる。