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ユミルリンク、高速メール配信システムにデータ分析機能を追加

 ユミルリンク株式会社は13日、メール配信システム「Cuenote FC」の新版を提供開始したと発表した。RFM分析などのデータ分析機能が追加されている。

 Cuenote FCは、450万通以上/時の一斉メール配信速度を持つメール配信システム。

 今回提供される分析ツールを利用すると、「購買データ」「顧客データ」「メールの行動データ」など、さまざまなデータをGUI上で集計・分析し、顧客のターゲットに応じたメールマーケティングを容易に実行可能になるという。また、100万件規模のデータを数秒以内に集計する性能を備えているので、データ分析をリアルタイムに行えるとした。

 具体的には、最新購買日(Recency)、購買頻度(Frequency)、購買金額(Monetary)といった3つの要素を用いて、優良顧客や見込み顧客、休眠顧客などに分類し、顧客分類に応じたメールマーケティング施策を行う「RFM分析」や、複数のキャンペーンを横断して、メールの行動データ(開封、クリック、コンバージョン)、顧客データ(性別、居住地などの属性情報)、購買データを組み合わせ、分析からターゲットの抽出までを行う「メールの行動分析」に対応する。

RFM分析

 これらの機能を利用すると、例えば、RFM分析で見込み顧客を優良顧客へ引き上げるメール施策を実行したり、商品カテゴリごとに購入金額や購入回数を集計・分析したり、最近の購入がない休眠顧客をアクティブにするメール施策を実行したり、といったことが可能になるとした。

 Cuenote FCの価格(税別)は、クラウドサービス版が初期費用3万円から、月額費用5000円から。オンプレミス版が初期費用225万円から、月額費用4万6000円からとなる。