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ユミルリンク、ABテスト支援機能などを搭載したメール配信システム「Cuenote FC」新版

 ユミルリンク株式会社は19日、メール配信システム「Cuenote FC」を強化すると発表した。ABテスト、IDリスト連携などのマーケティング機能を強化し、同日より提供を開始している。

 Cuenote FCは、450万通以上/時の大規模な一斉メール配信にも対応できるメール配信システム。

 新機能のうちABテスト機能では、ABテストを実行する割合と評価基準(開封率、クリック率)を事前に設定するだけで、ABテストの配信から評価・実行までのプロセスを自動化できる。これにより、メール開封率の改善を目的とした件名(タイトル)のABテスト、クリック率改善のためのコンテンツやクリエーティブのABテストなどを、自動で実行可能になった。

 さらにABテストでは、件名もしくはコンテンツに専用のタグを挿入し、1回の登録でABパターンそれぞれのメール文章を設定できるため、2種類のメール文書を登録する手間も軽減できる。

 また、メールアドレスを保有しないマーケティングツールから出力された会員IDリストと企業が保有するメールアドレスを含む会員データを、Cuenote FCを用いてひも付けられるようにするIDリスト連携機能を提供。これにより、連携にかかる開発負担を軽減し、各種マーケティングツールとの連携を可能にしている。

 このほか、クリック測定機能を拡張しており、モバイルアプリ内の特定ページに直接遷移するためのリンク(ディープリンク)に対して、効果測定が可能になった。

 なお、Cuenote FCはクラウド型とオンプレミス型で提供されており、クラウド型の場合、価格は初期費用が3万円(税別)から、月額費用が5000円(税別)から。オンプレミス版では、ライセンス費用が225万円(税別)から、保守費用が4万6000円(税別)からとなる。