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NTT東日本 千葉事業部、158業務にRPAを導入 約2万時間の稼動を削減

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本) 千葉事業部は14日、RPAソフトウェアの導入による業務効率化によって、約2万時間の稼動削減を実現したと発表した。

 NTT東日本 千葉事業部では、定型事務作業のRPA化による現場業務の生産性向上と現場支援機能の強化を目指し、2018年3月にRPA導入チームを発足。事業部内でプロセスが標準化されているデータ加工業務や入力業務に関して、RPAを用いた業務効率化の取り組みを開始していたという。

 具体的には、定型的な事務作業量の多い部門の業務従事者やRPA導入チームが中心となって、業務の「見える化」や業務プロセスの「標準化」により、RPA化対象業務を選定。自社開発のRPAソフトウェア「UMS」や、NTT-ATのRPAソフトウェア「WinActor」を用いて業務の自動化を実施した。

 導入は定型業務の一部プロセスからスタートし、AccessやExcelといったツールとの組み合わせ、社内業務システムへの導入と、段階的にその取り組みを拡大。またRPA化の優良事例共有の場として「RPAコンテスト」の開催や社内勉強会を開催し、社員へのRPAの利用促進を図ったとのこと。

 その結果、2018年度の1年間で158業務にRPAを導入し、約2万時間の稼動削減を実現したとしている。なお導入業務としては、営業系業務におけるオーダー投入、帳票作成、販売進捗状況集計など、設備系業務における工事データ取消処理、設備データ入力、工事状況の進捗状況更新など、企画・総務系業務における勤務管理業務、データ集計などが挙げられた。