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NTT-ATのRPAソフト「WinActor Ver.6.0」、Google Chromeの操作自動記録に対応

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は8日、RPAソフトウェア「WinActor」の新版「同 Ver.6.0」を、5月31日より販売開始すると発表した。メール受信機能の追加、画像マッチングの精度向上など10項目の新機能追加と23項目の機能改善を実施している。

 WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが製品化した純国産のRPソフトウェア。Windowsアプリケーション、Webアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化することができる。

 今回の新版では、新たにメール受信機能が追加され、従来はOutlookなどのメールソフトウェアを介して処理していたものについても、直接処理を行えるようになった。これにより、実行環境で使われているメールソフトウェアの種類に依存しないシナリオ作成が可能になるとのこと。

 さらに、画像マッチングの精度向上を行っており、既存の画像マッチングに加えて、画像の輪郭の特徴を抽出し比較する方法に対応した。スクリーンの解像度が変更された場合などでもマッチさせることが可能になったとしている。

 加えて、従来対応していたInternet Explorer(IE)だけでなく、Google Chromeの操作を自動記録できるようになった。これにより、作成できるシナリオのバリエーションが広がり、これまで以上にシナリオ作成が容易になったとのこと。なお、Google Chrome上で拡張機能を別途インストールする必要がある。

 年間ライセンス料は、ノードロックライセンスの場合、フル機能版が90万8000円、実行版が24万8000円。フローティングライセンスはオープン価格となる。