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NTT-ATの従量課金制クラウド型RPAサービス「WinActor Cast on Call」、9月3日より正式サービスを開始

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)は、RPAツール「WinActor」をベースとした従量課金制クラウド型自動化サービス「WinActor Cast on Call」(以下、Cast on Call)を、9月3日から正式にサービス提供開始すると発表した。

 Cast on Callは、WinActorを従量課金制で利用できるサービス。2018年10月から2019年3月末まで、北海道において自治体業務の実証実験を行ったほか、2019年7月からはオープンベータ版を提供し、ユーザーの意見や要望を加味しながら開発を進めてきたが、今回、正式にサービスを開始するという。

 ベースとなっているRPAツールのWinActorでは、WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化できる。ただし、シナリオ作成やRPA運用を担当できる社員の確保が難しい、RPAの年間ライセンス料ほど自動化したい業務ボリュームがない、といった理由から、RPAを導入したいが導入決定にまで至らないケースも多数存在しているとのこと。

 それに対してCast on Callでは、共通業務を自動化するシナリオがあらかじめ用意されているため、インターネットに接続されたWindows PCがあれば、Cast on Call専用のWinActorをインストールし、業務に応じたシナリオを選んで実行するだけで、業務の自動化を実現できるとした。

 料金は、契約時に発生する年間サービス利用料と、実行したシナリオが正常完了した後に発生する利用料(シナリオごとに異なる)の二本立てとなっており、サービス開始時はクレジット決済のみ対応する。

 なおシナリオについては、企業や自治体で行われている汎用的な業務を自動化するシナリオをはじめ、シナリオ作成パートナーが作成する特定業務に特化したシナリオも多数用意するとのこと。有償シナリオの利用前に、そのシナリオの内容を確認できる無償シナリオも用意されるので、有償シナリオが正常に動作するかどうかは事前に確認できるとしている。