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ニフクラ、クラウドシステムの設計ノウハウを用例集として提供
課題の解決策やシステム設計方法を37のデザインパターンとして収録
2019年5月8日 11:43
富士通クラウドテクノロジーズ株式会社は8日、パブリッククラウドサービス「ニフクラ」において、クラウドシステムの設計ノウハウをまとめた用例集「ニフクラ Cloud Design Pattern」を提供すると発表した。無料のeBookとして提供されている（申し込みは必要）。
ニフクラ（旧称：ニフティクラウド）は2010年のサービス提供以来、Webサービスでの利用や社内システムのクラウド化など7000件以上の案件で利用されているが、クラウドはオンプレミスとは考え方が異なる部分もあり、システム構成を検討する際には注意が必要になるという。
そこで富士通クラウドテクノロジーズでは、ニフクラの構成に関するユーザーからの問い合わせからパターン化できるものを抽出し、解決策や設計方法を37のデザインパターンとして用例集にまとめている。
ニフクラを用いたシステム設計時に発生する典型的な問題や要求に対し、解決策・設計方法を分かりやすく分類し、ノウハウとして活用できるように整理しており、単独で利用するのみならず、組み合わせて利用することによって多様なシステム構成に対応できるとのこと。
例えば「VPN接続パターン」でセキュリティを高めながら、「プライベート負荷分散パターン（マルチロードバランサー）」や「複数階層ネットワーク構成パターン」で可用性を向上させる、といった使い方ができるとした。
なお同社では、ニフクラを利用中のユーザーのみならず、ニフクラの利用を検討する企業などでも参考にできるとアピールしている。
