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NECが「働き方見える化サービス」を強化、Webサービスごとの使用履歴を把握可能に

 日本電気株式会社(以下、NEC)は28日、従業員の業務や工数を可視化するクラウドサービス「働き方見える化サービス」を強化すると発表した。各種Webサービスの使用履歴ごとにデータを収集できるようにしたほか、利用者の負荷を軽減する機能追加も行われている。

 「働き方見える化サービス」は、自宅や外出先で行うテレワーク、あるいはオフィスなどでの勤務状況について、データ収集と可視化を行えるサービス。

 従来は、利用者自身が開始/終了ボタンをクリックすることで時間を集計していたが、今回は、PC操作の開始/終了を契機に自動で集計できる「自動集計モード」が追加された。これにより、利用者の負荷を軽減するとともに、業務スケジュールと照らし合わせて、業務量や工数の定量的な確認が可能になるという。

 また、利用しているアプリケーションごとに業務・作業時間を集計する機能を拡張し、Webブラウザを利用したWebサービスについても集計機能を利用できるようにした。従来、各種Webサービスは、Webブラウザ利用として一括管理されており、使用履歴などの個別データの収集は不可だったが、今回の強化により、SaaS、Webベースの交通費・出張申請といった社内システム、受発注や生産管理の業務システムなど、Webアプリケーションで作業した時間についても個別に把握可能になっている。ただし、WebブラウザははInternet Exploer 11に限られるとのこと。

 あわせて、CSVによるデータ出力機能も強化され、従来の勤務データ、PC操作履歴データに加えて、このサービスで収集したデータや、勤務報告、承認履歴などもCSVファイルで出力することができる。

 働き方見える化サービスのラインアップは、従来同様、「Telework」「Standard」「Advanced」の3つで、自動集計モードやCSVダウンロードはすべてのエディションで利用できるが、Webアプリケーションの集計はStandard以上が必要になっている。

 1IDあたりの価格(税別)は、Teleworkが月額250円、Standardが月額500円、Advancedが月額980円。