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TISとユニリタが協業、帳票を含めたメインフレームからオープン環境への移行を支援

 TIS株式会社と株式会社ユニリタは1日、メインフレームからオープン環境への移行支援にあたって、帳票領域での取り組みで協業すると発表した。

 今回の協業では、帳票などを含む、メインフレームの基幹システムに蓄積された企業固有のノウハウを、短期間かつ確実にオープン環境へ移行するための支援を行う。両社の支援により、移行後の新システムでも同じデータ形式でオーバーレイを活用でき、業務アプリケーションやオーバーレイを帳票ごとに改修することなく移行可能なため、業務変更を伴わずに、移行前と同じレイアウトの帳票印刷を実現できるという。

 またメインフレームからの脱却後にシステムの最適化・最新化を実施して、システムの柔軟性を高めることで、ユニリタの帳票管理製品「BSP-RM」を中心とした、業務アプリケーションから独立した統合的な帳票基盤も構築可能になる。これによって、ほかのオープン系システムやクラウドサービスとも連携した帳票データの活用を行えるとのことだ。

 この取り組みにおいてTISは、メインフレームからの移行支援サービス「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を提供。事前のアセスメントやテスト、実際のリライト、移行後の保守運用などのサービスを担当する。また、オープン環境への移行後にリファクタリングなどを実施する場合も支援可能とした。

 一方のユニリタは、メインフレームで使用しているオーバーレイをオープン環境でも利用可能にする「オーバーレイ変換サービス」と、帳票管理製品の「BSP-RM」「DURL」を組み合わせることにより、帳票領域の移行を支援するとのこと。