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NTT Com、閉域網でBoxを利用可能な「Box over VPN」のデータ保管先を日本に限定可能に

6月よりオプションメニューとして提供予定

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は14日、米Boxのクラウドストレージ「BOX」をVPN経由で利用できる「Box over VPN」において、データの保管先を日本国内のサーバーに限定可能な「Box Zones Japan」に対応すると発表した。6月より、Box Zones JapanへのVPN接続をオプションメニューとして提供する予定。

 従来、Box上のコンテンツはすべて米国のデータセンターに保管されていたが、Box社では2016年から、利用するデータセンターを各地域・国から選択できる「Box Zones」の提供を開始しており、その1メニューとして、データの保管先を日本国内に限定できるBox Zones Japanが提供されている。

 今回はBox over VPNがこのBox Zones Japanに対応することで、データの所在を管理するニーズにも応えられるようになるとのこと。なおNTT ComによるVPN接続メニューでは、同社の企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」を利用し、インターネットを経由しないセキュアな環境でBox Zones Japanへ接続できるようにするとした。

 また今後は、大容量のデータ転送に対応できる1Gbps帯域拡張オプションの開始も予定するとしている。