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SBT、既存サーバー環境をAzure上へ移行するサービス「Cloud Migration Suite」

サポート終了が迫るWindows Server 2008ユーザーの対応を支援

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)は、同社のクラウドソリューション「clouXion(クラウジョン)」の新ラインアップとして、既存サーバー環境をMicrosoft Azureに移行するサービス「Cloud Migration Suite」を、4月より提供開始すると発表した。サポート終了の迫るSQL Server 2008/2008 R2、およびWindows Server 2008/2008 R2のユーザー企業を主な対象として提供する。

 いまだに多くの環境で利用されているSQL Server 2008(R2含む)やWindows Server 2008(同)だが、前者は2019年7月、後者は2020年1月に、マイクロソフトの延長サポートが終了するため、これらの環境を最新製品へ移行するための取り組みが急務となってきた。

 ただし、これらの環境をMicrosoft Azureへ移行した場合は、特例として、延長サポートを3年間無償で受け続けられることになっており、新たな環境への移行まで3年間の猶予期間が与えられている。

 こうした状況を受けてSBTでは、既存のサーバー環境からMicrosoft Azureへの移行支援サービスを、Cloud Migration Suiteとしてサービス化した。これまで行ってきたMicrosoft Azure移行支援から得たノウハウをもとに、移行時に必要なクラウド設計・構築を標準化し、セキュリティを考慮したベストプラクティスを提供することにより、ユーザー企業は最低限の作業で、短期間かつ低コストにクラウドへ移行できるという。

 具体的なメニューは、移行ツールを利用し、既存環境をそのままMicrosoft Azure上の仮想マシンへ移行する「ツール移行サービス」と、サーバーOSをアップグレードして新たに環境を構築する「新規デプロイサービス」を用意。また、監視通報アラートやMicrosoft Azure問い合わせサポートなどを行う「監視サポートサービス」や、Microsoft Azureを利用するためのライセンスも一括で提供可能だ。

 20台のサーバー環境を移行する場合の参考価格(税別)は、ツール移行サービスが560万円、新規デプロイサービスが500万円。サーバー20台分の監視サポートサービスが月額20万円。Microsoft Azureの利用料金は別途必要となる。