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DNP、多様なサイバー攻撃に対抗するための実践型トレーニングコースを提供

 大日本印刷株式会社(以下、DNP)は31日、サイバー攻撃対策要員を訓練・養成するトレーニングコースにおいて、「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース(CIRMコース) 実践演習 II」を2月28日より開設すると発表した。

 DNPでは、2016年3月に、サイバーセキュリティ担当者を集中的に訓練・養成するサイバーナレッジアカデミー(CKA)を開講。イスラエルIAI社の訓練システム「TAME Range」を導入し、サイバー攻撃に対して必要な対策や判断力、連携スキルなどを習得する体験型実践演習(ハンズオン)のコースを提供している。

 その1つとして、2017年6月より「CIRMコース 実践編」を提供しているが、受講企業からは、従来コースとは異なる攻撃シナリオや大規模感染を想定した、より実践的な訓練への要望があったとのことで、今回はそれに応えて上級編にあたる「CIRMコース 実践演習II」を開設するという。

CKAが提供する訓練コース一覧

 具体的には、マルウェアの調査や痕跡が残りにくい攻撃への対処方法を自ら考えていく内容となっており、アプリケーションサーバーも対象にした攻撃シナリオを含んでいる。また、サイバー攻撃シナリオのバリエーションが追加され、多様なサイバー攻撃が連続的かつ広範囲に実行されるため、基礎的な知識からサイバー攻撃の理解、応用スキルまでを総合的に習得できるとした。

仮想トレーニング環境の例

 日時は、2月28日、3月1日・7日・8日の計4日間で、価格は1人あたり55万円(税別)。セキュリティ担当者、またはIT分野で3年以上の実務経験を持つ人を対象とする。

 なおDNPでは、従来のCIRMコースと同時受講することで、実際に起きている、さまざまなサイバー攻撃への対処方法を身につけられるとアピールしている。