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Alibaba Cloud、東京リージョン内に2つ目のアベイラビリティゾーンを設置

国内での冗長構成が可能に

 Alibaba Cloudは29日、日本に2カ所目となるデータセンター(第2データセンター)を東京に開設すると発表した。これにより、東京リージョンに2つ目のアベイラビリティゾーンが設置されることになり、東京リージョン内での冗長構成が可能になる。

 Alibaba CloudはAlibabaグループのクラウドコンピューティング部門。全世界に19のリージョンを持ち、国内では東京リージョンが提供されている。

 今回は大規模なデータ処理と機械学習テクノロジーを必要とする顧客の需要増加に対応するため、東京リージョンに2つ目のデータセンターを開設。国内におけるキャパシティを2倍以上に拡張するとした。

 この第2データセンターは、25Gに対応したネットワークインフラや、8xP100カードに対応したGPUベースのGN5インスタンスなどの主要製品を備えており、深層学習(ディープラーニング)に対応すると同時に、最適なパフォーマンスとコスト効率のバランスを提供できるとのこと。

 また、東京リージョン内での冗長構成に対応できるようになるのも大きなメリットで、Alibaba Cloudでは、プライマリアベイラビリティゾーンのインスタンスに障害が発生した場合、またはプライマリアベイラビリティゾーン全体に障害が発生した場合であっても、セカンダリアベイラビリティゾーンへの切り替えは数秒で実行されると説明している。

 なお、現段階で対応しているサービスは以下の通り。

Elastic Compute Service(ECS)
Virtual Private Cloud(VPC)
Server Load Balancer(SLB)
ApsaraDB RDS(RDS) ※Microsoft SQLは未対応で、別途展開予定。