ソフトバンクとアリババグループの合弁会社、「Alibaba Cloud」を日本市場向けに提供開始

　ソフトバンク株式会社と中国アリババグループの合弁会社であるSBクラウド株式会社は15日、アリババグループ傘下の企業が運営するパブリッククラウドサービス「Alibaba Cloud」をパッケージ化し、日本市場向けに提供を開始した。

　Alibaba Cloudは、アリババグループのECサイトを支えるクラウドサービス。今回、日本市場向けに仮想サーバーサービスの提供を開始した。ユーザーのニーズに応じた各種パッケージが用意されており、1CPU、メモリ1GB、ディスク40GB、データ転送量2TBの「SUPER LIGHT」プランの場合で料金は月額1200円から。

　SBクラウドが日本に保有するデータセンターのほか、アリババグループが中国、米国、香港、シンガポールなどに保有するデータセンターから利用することが可能。単一アカウントで世界の各エリアにあるデータセンターからサービスの利用が可能。SBクラウドが円建てでサービスを提供するため、日本企業は経費処理上の手間を軽減できる。

　仮想サーバーサービスは設定終了後、最速60秒で起動し、即利用が可能。設定画面には選択したサービスの合計料金が常に表示され、誤って高額なサービスを申し込んでしまうなどのリスクを回避できる。また、ベーシックなセキュリティサービス「Anti-DDoS」がパッケージに含まれており、オプションサービスとして中国で研究開発されたセキュリティサービスも提供する。